紙の厚みを表す斤量について
印刷業者にパンフレットなどの制作を依頼する場合に必ず使用する紙の話が出てきます。そんなときに用いられるのが専門用語の斤量であり、紙1000枚分の重さを示します。例えば「斤量=70㎏」という場合は、1000枚分の紙の重さが70kgということになります。単純に言うと「斤量=70㎏」と「斤量=100㎏」の紙があった場合当然「斤量=100㎏」の紙の方が重さがあるので厚みがあるというわけです。なかなか使用する言葉ではありませんが印刷業者とやりとりをする際には覚えておいて損はありませんし、スムーズに交渉事が進むでしょう。
紙の厚みは信頼度の証?
ポスティングやダイレクトメールが今でも宣伝手法として人気があるので、毎日のように様々な紙による冊子やパンフレットがポストの中に入っています。 基本的には読まずに捨てるという人もいますが、高級感がある紙質でなおかつ紙の厚みが厚ければ厚いほど読み手に対して効果的なアピールができると言われています。 薄いペラペラの紙で作られた冊子やパンフレットと厚みのある紙でできた冊子やパンフレットを比べてみるとその差は歴然で、大きな効果が得られるだけでなく信頼度にも影響を与えます。
しかし単純に厚い紙を使ったら良いわけではなく、冊子やパンフレットの形態にもよります。 折り曲げる必要のあるものは厚ければ折り曲げにくくなり不便ですが、折り曲げる必要のないものはそのようなことを考える必要はありません。 冊子やパンフレットの中には一般書籍のように綴じてあるものも多いですが、基本的には斤量が180kgあたりが折り曲げの限界といわれていて、曲げる必要があるのかないのかによって選び分けたいです。 下記のように例外はありますが、マンガ広告を用いた冊子やパンフレットもの多少厚みのある紙のほうが映えます。
マンガ広告はどんな厚みにも対応する
マンガ広告を使って読み手に対して伝えたいことを丁寧にアピールするという方法は冊子やパンフレットの世界でもよく使われています。やはりマンガがあれば目を引きますし、知らず知らずのうちに読み進め、ストーリーの中に企業側が伝えたいと考えている内容が網羅されているので、読み終える頃には読み手は商品やサービスの詳細やメリットを理解しているといえます。
そんなマンガ広告を使った冊子やパンフレットも基本的には厚めの紙の方が理想ですが、薄い紙であってもマンガならではのメリットを発揮します。マンガは折り加工が施されているパンフレットだけでなくそうではない紙媒体にも印刷することができますし、冊子やパンフレットを彩る主役的な存在になるでしょう。