マンガの歴史⑥戦後(平成)編
平成に入ると戦後(昭和)の時代よりも多彩なストーリー展開が自慢の作品が増えてきて、販売される作品の絶対数も増加しています。
だからこそそれぞれの人に応じたマンガ選択できるようになり、「他の人は作品の存在すら知らないけれど自分にとっては特別な一冊がある」というケースも多くみられるようになりました。
非常に個性の強いものが多くあり、日本国内だけでなく世界各国でも販売されている作品が多い点も戦後(平成)の特徴ではないでしょうか。
世界規模で人気を博す日本のマンガ
戦後(平成)において最も人気を博し発行部数が多いマンガといえばONE PIECEが挙げられます。
これは尾田栄一郎の作品であり、すでに連載開始から20年以上が経過しているものの現在でも圧倒的な人気を誇っています。
昭和の時代は日本国内で話題になることはても海外で騒がれることは基本的にはありませんでしたが、今の時代はONE PIECEをはじめ海外進出している例も珍しくありません。
またマンガに登場するキャラクターのコスプレを行い各種イベントに参加するコスプレイヤーも増加していて、これは昭和以前では考えられない現象です。 このような日本だけではなく世界中で支持されている日本のマンガは昭和以前とは違った特色を持っているものの、よく見ると江戸時代や明治・大正時代、昭和などの影響を色濃く受けている部分がある点も大きな特徴でしょう。
若い世代以外もターゲットになりつつある
もともとマンガは老若男女に愛されていると言われていましたが、しかしやはり主な読者層は小さな子供でした。 活字に比べてイラストやセリフにより読みやすいのである意味では当たり前ですが、平成の後半になると大人がこれまで以上にマンガ本を読むケースが増えてきました。
マンガ喫茶の利用も理由のひとつですが、やはり最大の理由はインターネット環境の発達でしょう。 通勤の際などに気軽にスマートフォンでマンガを読むことができるので特に青年向けのマンガ本の需要が高まっていて、例えば歴史マンガのキングダムは最たる例です。
コミック本やマンガ雑誌を購入せずともどんなタイミングでも読みやすくなったこともあり、新たな進化を遂げています。 実際に一昔前に比べてマンガを描き販売する人は圧倒的に増加していて、プロでなくても気軽に執筆できネットを通じて販売できる時代になりました。 こういった影響もあるので多彩な種類やストーリー展開の作品が生まれ、読者は星の数ほどある作品の中から自分に合ったものを選びやすくなりました。
おわりに
戦後(平成)になると昭和後期とはまた違った状況がマンガ業界を取り巻き、特にインターネットの普及により読者層、求められる形が変化しました。
少年マンガが主流だったわけですが、徐々に大人も読みやすい青年マンガの需要も高まり、作品によっては世界中で愛されています。
以上、全6回に分けてマンガの歴史を説明しました。マンガの人気は依然としてとどまることを知りません!
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