【連載】第一回 魅力的なキャラクターとキャラに合ったストーリーについて(イツキ)

こんにちは!漫画家のイツキです! 今回はキャラクターの作り方とストーリーについてお話します! 漫画広告を作成するにあたっても、キャラクターの性格をしっかり表現できていると、読者にも「ただの広告」ではなく面白さとして伝わります!ぜひ参考にしてください。

ギャップのあるキャラクター

さっそくですが、皆さんは漫画を読んでいて、どんなところに面白さを感じるでしょうか? 筆者なりに考えてみましたが、漫画を面白くするポイントは「キャラクターが魅力的な事」と「キャラクターの魅力に合ったストーリーか」だと思います。

では、どんなキャラクターが読者から魅力的と思われるのでしょうか?

たとえば、不良漫画で見た目が怖いヤンキーが人に暴力をふるったり、弱いものいじめをしていても、おそらく読者が抱く感想は「見た目どおり悪いやつだな」という感想だと思います。 しかし、見た目が怖いヤンキーが捨て猫を助けてあげたり、弱い生徒を守ってあげたりするような人だとどうでしょうか? 読者の感想は「見た目は怖いのにすごい優しい人じゃん!」と感じると思います。

上記の例はありきたりですが、ギャップは「見た目と性格の組み合わせ」以外にも、いろいろな組み合わせで、オリジナリティーやキャラの深みがでます。

キャラクターにギャップがあると、読者はそのキャラクターに対して愛着が湧き、その上でストーリーの面白さがより感じられるのではないでしょうか。 ギャップとは言い換えれば、キャラクターの「良い所と悪い所・強い所と弱い所」がしっかりと描かれているという事ですね。

映画ドラえもんの「のび太」はとてもギャップのあるキャラクターだと思います。 普段アニメの中ののび太といえば、勉強も運動もダメで、ジャイアンたちからいじめられています。のび太には心優しいという良い所もあるのですが、なかなかアニメではそこを ピックアップした話よりは、ドラえもんの道具をいたずらに使って痛い目を見るというパターンが多いですね。

しかし、映画の中では一味違い、のび太は困っているキャラに対して誠実に助けてあげようとしたり、みんなから信じてもらえなくても、のび太だけは信じてあげたり・・・ そんな風にのび太の優しさが見える事がたくさんあります。 また、アニメではドラえもんに頼りっぱなしなのに、映画ではドラえもんの道具が無くても一人で最後まで頑張るという意気込みすら持っていることがあります。

私たちが普段のダメなのび太を知っているからこそ、のび太の優しさを、より良く感じるのだと思います。そういったギャップにより、ストーリーに対しても「感動」や「共感」が生まれるのではないでしょうか。

さらにのび太には、運動できないけれど射的だけはとても上手という特技もありますね。 これも「のび太以外とスゴイ!!かっこいい!!」というギャップに繋がりますね。

このように、ギャップはキャラクターの魅力になります。

キャラクターの魅力に合ったストーリーを作る

エヴァンゲリオンの「碇シンジ」は、内向的で繊細な性格です。また優柔不断で臆病で、なかなか戦う決意ができません。 しかし、彼の性格は物語が進むにつれ、「自分で決めた事は絶対に曲げない」というところがある事や、過去や現在の状況が性格に関係しているとわかります。

ですが、彼のような内向的なキャラクターは自主的に動く事が無いので、物語の展開を周囲のキャラクターに進めてもらう事になります。 そのためには、周りのキャラが何故主人公を動かそうとしているかなどの説明のシーンも入れなければ読者には伝わりません。

たとえば、もし碇シンジが全部自主的に行動したら読者は何か不自然ではないでしょうか。 これが、「キャラクターがストーリーに合わせて動いている」という状態になります。

本来キャラクターの性格を考えたら、そのような行動はしないはずなのに、ストーリーの展開上無理やりそうしているという事ですね。 そうなると、読者は「ストーリーがご都合主義」や「こじつけている」という違和感を感じる漫画になってしまいます。

そうなると、キャラの魅力が表現されず、あまり面白くない作品になりかねません。 大事なのは、ストーリーに合わせてキャラを動かすのではなく、「このキャラクターならこの場合どう動くだろう?」と考える事です。

キャラクターが作りこまれていると、物語の大枠はあるかもしれませんが、キャラクターが自由に動き出す事でしょう!そうなると、「このキャラクターだったからこそ、この物語が出来たんだ」となり、より一層オリジナリティーのある作品になります。

おわりに

面白い漫画の要素はほかにもありますが、 今回は主にキャラクターと物語の作り方についてお伝えしました。

上記で記述したようにキャラクターの「良い所と悪い所・強い所と弱い所」が しっかり作りこまれていると、読者が共感しやすい作品になります。

皆さんも自分のキャラクターのギャップを見つけて、そこを活かしてキャラクターたちに自由に動いてもらいましょう!!

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