マンガ制作の流れ
マンガを制作し、出来上がったマンガを宣伝などで活用する例が増加しています。
マンガはただ単純に娯楽として読み手が読むだけではなく、宣伝目的で活用されるケースも見られるのです。
特に近年はそういった傾向が強く、マンガ広告の制作は決して珍しい存在ではなくなりました。
そして実際に依頼することになった場合、制作における流れを依頼者も把握しておくと、プラスに働くでしょう。
そこで今回は、マンガ制作の流れについて解説します。
マンガ制作における前半部分
まず、どんなマンガでも描くために不可欠なストーリーのアイデア出しから始めます。
この段階では具体的に詳細を定める必要がなく、あくまでも発想を膨らませるイメージで問題ありません。
大まかなアイデアが出ればOKで、思うがままにアイデア出しを行うと良いでしょう。
続いてアイデアに基づいたシナリオ化に進みますが、ここでは具体的に起承転結に分けて大まかなシナリオを作成します。
きちんと起承転結がなされていて、ストーリーとしてうまく流れていくように作ることが大切です。
この段階で詳細情報も決めておけば後の次の作業が楽になるので、しっかりと話し合いましょう。
そして次はマンガにおける設計書でもあるネーム作業に入ります。
すでに作り終えているシナリオを参考にしてストーリーに合ったコマ割りを行い、登場人物や背景、吹き出し、セリフなども書き入れます。
もちろん人それぞれやり方は異なりますが、ネームというのは最終的にでき上がる作品の非常に簡易的なものだと考えて下さい。
マンガ制作における後半部分
ネーム作業が終了すると続いて専用の用紙に下絵を描き入れます。
ネームとは違いイラストなども本格的に描く必要があり、ここまでくるとマンガ制作も終盤にさしかかります。
続いて下書きを実際に清書することになりますが、今はデジタルで行うことが多くなっています。
下書きと清書で雰囲気が変わることも珍しくはありません。
マンガ作品の特徴を示すためにもタッチに注意し、細部まで確認しましょう。
その後最終段階として仕上げに入り、色を入れたり、不要な部分を消すなどして美しく仕上げていきます。
トーンも貼り、これにて完成という流れです。
おわりに
マンガ制作は一見簡単そうに見えますが、初期段階のアイデア出しから様々な工程を踏んでいます。
特に初期部分についてはマンガ制作の依頼者側の意見が重要となるため、覚えておくと打ち合わせなどが捗りやすくなります。
よりスムーズな制作を進めるためにも、実際の流れは抑えておくようにしましょう。
マンガ広告の制作にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。