マンガ制作のポイント~短編漫画の7つのコツ③~

マンガ制作のポイントはいろいろとあり、作品の種類によってもその特徴は異なります。
短編漫画の場合も同様で、これまで様々なポイントを紹介してきました。
前回に引き続き今回は、短編漫画を作る際に大切な7つのポイントのうちの残り2つについて解説します。
ネームが果たす役割について
短編漫画に限らず、マンガを作る時にはいきなり清書をするのではなく、基本的にはそれ以前の段階としてネーム作成を行います。
まずは下書きを行うといった形で、徐々に仕上げていくというイメージを持つと良いでしょう。
突然清書をすると基本的にクオリティが低くなりがちですし、ストーリーに深みが出にくくなったり、イラストのクオリティにも悪影響を及ぼします。
下書き、設計書目的でネームを作っていけば、描いているうちに改善点もたくさん見えてくるものです。
その下書きをもとに清書する際にはネームに比べて格段に良いものができているはずです。
清書から始めてしまうと修正も気軽にできなくなってしまうので、気になる部分があっても直すのが難しく、妥協しなければならないということになりかねません。
広告宣伝用のマンガ制作の際や短編漫画の場合にはネームを制作しないケースもありますが、質の高さを求める場合はやはり基本に忠実に下書き作業などから行うべきと言えるでしょう。
マンガ広告は読む人の心をしっかりと動かさなくてはならないので、マンガのクオリティがより必要とされます。
マンガ制作におけるストーリーの組み立て
ストーリーを組み立てることはより良いマンガを作るためには欠かすことができないものですが、必ずしも最初のシーンから十分に作る必要はありません。
自分が頭の中で想定しているシーンや、特に重要性の高い部分からストーリーを仕上げることも手法の1つです。
そうすることによりマンガ作品の中で特に盛り上がる部分を中心にストーリーを展開させられます。
マンガ広告の場合には恐らくマンガを作る明確な目標があるはずです。
その目標を達成するために必要な部分や商品、サービスの特徴やメリットを紹介する部分など、重要度の高いところから描き始めるとスラスラと描きやすくなります。
短編漫画はマンガ広告作りの際に用いることも多く、ストーリーの組み立ての際には悩むものですが、自由なシーンの組み立てを行うととてもはかどるでしょう。
おわりに
短編漫画を制作する際にも基本的にはネームを作成し下書きをきちんと行いましょう。
そのうえで改善点などを把握し、マンガ広告の清書の際に活かせればより効果的なマンガ広告が期待できます。
これまで挙げてきたポイントは短編漫画に限らず、他の場面でも活かせるものなので、マンガ広告の制作を依頼する際にはぜひ覚えておいてください。
マンガ広告の制作にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。