マンガ制作のポイント~マンガのカラー化①~
マンガ制作では見せ方に注意する必要があるため、モノクロではなくカラー化することは大切な要素となり得ます。
複数の色が組み合わさることでより本格的な作品に仕上げることができ、感情移入しやすくなるでしょう。
カラーにすることによって想像力をかきたて、ファンを作りやすいといった特徴、メリットもあります。
そこで今回は、マンガ制作のポイントでもあるマンガのカラー化について解説します。
カラーにすることでより独自の世界を表現しやすくなる
基本的にマンガは現実とは一線を画した世界を表現するので、独自性のあるシチュエーション作りが大切になります。
世界感が変わればマンガを読む人の思いや感想も変わり、どうなるんだろうという興味を抱かせることが出来れば読者を引き込みやすくなります。
しかしモノクロはカラーに比べて絶対的な情報量が少ないといえるため、読み手が感じる印象が弱くなりがちです。
もちろんモノクロにも良さはありますが、リアルさを追求する場合や見やすさを得る場合にはカラー化することが重要になります。
モノクロの場合には表現しにくいことも容易く描くことができる点も魅力であり、マンガ制作において不可欠なポイントとなります。
カラー化の際に注意すべきポイントとは
カラー化すれば必ず良い作品に仕上がるというわけではなく、様々なポイントに注意しなくてはなりません。
例えば、屋外を描く場合には空の色などの描き分けをしないと時間的な感覚が狂ってしまいます。
ストーリーの中では夜間の設定であっても、適切な色が塗られていないと夜間だと表現できずに間違った時間伝達を読者に対して行ってしまいます。
これではマンガの質を著しく低下させてしまいます。
そしてモノクロ作品をカラー化する場合には、色をつけることによってマイナス方向に世界感を変化させてしまう可能性も出てきます。
多くの読み手たちはモノクロ時代の作品に慣れているので、明らかに適切ではない色づけを行ってしまうと読みづらいという拒絶反応を引き起こしてしまいかねません。
思いつきや自分の好みで色を決めるのではなく、客観的に見て適切な配色であるかどうかを考えた上で決めると良いでしょう。
おわりに
マンガ広告制作を行う際にはいろいろと気を付けなくてはならず、そういった工夫の結果クオリティの高い作品が生まれます。
マンガをカラー化することも素晴らしいマンガ制作のためには不可欠といってもよく、様々な情報を複数の色づけによって伝達できます。
モノクロマンガにはない魅力をカラーマンガでは表現することができ、ポイントを押さえれば独自の世界を作り手が思う形で描くことができるはずです。
そのため、マンガ広告の制作を依頼する場合は、制作側とよく話し合ってカラーを決めるようにしましょう。
マンガ広告の制作にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。