広告の費用対効果見直しにマンガ広告がピッタリなワケ
広告の費用対効果をどうやって算定すればよいか
コロナで広告費用が減る中、広告の費用対効果について会社から厳しく言われている人も多いのではないでしょうか?
今回は、広告の費用対効果と、マンガ広告の費用対効果についてお話しましょう。
広告の費用対効果はどうやって算出するか?
費用対効果は、辞書『大辞泉』によると「支出した費用によって得られる成果。」です。
誤解されがちですが、顧客獲得単価や投資回収率とは異なった数字です。
一般的に費用対効果は、下記の式で算出するのが普通です。誤解されがちですが割り算ではなく、引き算です。
費用対効果=広告の結果生じた売上ー広告で使った金額
例えば、広告をやった結果、1ヶ月に20万円売上が増え、広告費を1ヶ月10万使った場合、費用対効果は10万円になります。
費用対効果と混同されやすいのが「投資収益率(ROI=Return On Investment)」で、これは「広告費用に対して、利益が出た割合」です。
投資利益率=利益÷投資額×100
先程の場合、投資利益率=20万÷10万×100=200%となります。
売上が40万に増えても、広告費用30万であれば、40万÷30万×100=133%となり、投資利益率は先程の場合より低くなります。
衰退途中のテレビ・ラジオをコロナが襲った
これまで、広告は新聞・雑誌・ラジオ・テレビの4大マスメディアが主流で、「4マス広告」といわれていました。
しかし、時代の移り変わりとともに従来のマスメディアを見る人が減り、ネットを見る人が多くなりました。そのため、従来型の4大マスメディアの広告費用は減少傾向にありました。
そこを新型コロナウイルス禍が襲ったわけです。
テレビ収入半減、ラジオ局倒産、人気番組打ち切りの衝撃
新型コロナウイルスでテレビ局・ラジオ局の収入は大きく減少しました。後に述べるように広告費の回復も難しい状態です。
更にマスコミ業界に衝撃を与えたのは、過去に1回もなかった県域ラジオ局の倒産が2局、続けて発生したことです。
また、25年続いた関西テレビの人気番組「怪傑えみちゃんねる」も7月24日に終了しました。
・新潟県 新潟県民エフエム放送(FM PORT)
・愛知県 Radio NEO(レディオネオ)
それどころか、総務省の会議では「テレビ広告収入の伸びを期待することは今後厳しい。
AMラジオ局も経営は厳しく、企業努力で対応できる範囲を超えている。」という提言さえ出ている始末です。
(総務省「放送事業の基盤強化に関する検討分科会」 会長代理・中村伊知哉氏『放送事業の展望は? 総務省報告ができました』 http://agora-web.jp/archives/2047653.html)
新聞・雑誌・テレビ・ラジオ広告の費用対効果はどうなのか?
従来型の新聞・雑誌・テレビ・ラジオ広告の費用対効果は、残念ながら費用対効果が算出しにくいのが原状です。
理由は幾つかあります。
箇条書きで示すと、
1,そもそも新聞や雑誌、折込チラシを読む人は広告目当てで読むかどうか分からないので、広告を見た人数が算出できない。売上がいくら立っても、そのうちどれだけが新聞・雑誌・折込チラシを見てきたのかわからない。
逆に売上が上がらない場合でも、「広告を見たけれども来店しなかったのか?広告がそもそも見られていないのか」は、わからない。
これはCMも同じ。
2,新聞・雑誌の部数計算は複雑で、印刷しても売れ残ることが多い。テレビやラジオの聴取率も、実数はわかりにくい。
従来型広告では費用対効果が正確に出しにくい
上記のように、従来型広告ではそもそも読者の母数が不明瞭でわかりにくいわけですが、その後売上への結びつく経路も追うのが難しいです。
追うやり方として、「餃子の王将」がやっているように「餃子無料券」を新聞広告につけてその券を持ってきてもらう手法はあります。
この場合は新聞広告を見て来店した人が見えますが、「広告を見ても来店しなかった人」が何の位いるのかはわかりません。
同様のことはテレビCMやラジオCMにも言えることです。
費用対効果にこだわるならネット広告が最適
上記のようなジレンマを「広告のブラックボックス」といいますが、それを解消できるのがネット広告です。
ネット広告は、
・その広告を見た回数(PV)
・広告をクリックした回数(クリック数)
・その広告から購入したり、問い合わせた数(CV数)がほぼリアルタイムで判断できますので、正確な費用対効果の算出が可能です。
商材によっては問い合わせ1件あたりの費用を算出しておけば、より確度の高い費用対効果の算出が可能です。
従来型広告からの切り替えならマンガ広告が最適なワケ
さて、こういう従来型広告の切り替えで特に好評を博しているのが(手前味噌ですが…)当社のマンガ広告です。
マンガ広告のネット広告での配信は、いわば従来型広告とネット広告の中間的な性質を持つためです。
ネット広告には、
・文字だけの検索リスティング広告
・ツイッターやFacebookなどに配信するSNS広告
・ニュースサイトやポータルサイト、アプリへ配信するバナー広告
がありますが、マンガ広告は検索リスティング以外のSNS広告や、バナー広告で使えます。
検索リスティング広告は文字限定のため、広告のイメージがパット見でつかみづらいところがありますが、マンガ広告は目で見て広告のイメージがつかみやすく、その上前述のPV、クリック数、CV数をリアルタイムで判断することができるのです。
その上、マンガには「見たマンガを人に話したくなる」という特性があります。
日本人は子供の頃、マンガ雑誌を回し読みしたり、マンガ本の貸し借りをした経験を持つ人が多く、SNSでも話題になりやすいのです。
コロナ禍でもマンガの売り上げは上がっている
そもそもマンガはコロナに強いメディアで、新型コロナウイルスの被害と、戦後最悪と言われるGDPの下落で他の業種が軒並み売上を落とす中、マンガの電子書籍やマンガのアプリは売上を伸ばしています。
例えば、漫画の単行本が売上の8割を占める電子書籍市場は、2020年度予測では前年度より692億円の売上増加を見込んでいます。 (https://media.dglab.com/2020/08/18-epub-01/)
また、マンガアプリの大手「まんが王国」運営元のビーグリーの売り上げ高も9%伸び、「まんが王国」は会員数400万人を突破しています。(https://gamebiz.jp/?p=273957)
マンガ広告でPDCAを回そう
ビジネスの世界ではよく「PDCA」(plan(立案・計画)、do(実施)、check(検証・評価)、action(改善)…『大辞林』より)ということが言われています。
これまでの広告では数値が分かりにくいところがあり、費用対効果の算定が難しいためにcheckが今一つのところがありました。
これまでの新聞折込チラシや、4マス広告から、マンガ広告で新しい方向性を出していくのも、おすすめです。
マンガファクトリーでは、従来型の4マス広告からマンガ広告への転換も、広告戦略の立案のご相談から承っております。
お気軽にご相談ください。