企業がTwitterなどのSNSで4コママンガを使ってバズっている?

ビジネス活用
4コママンガでバズる

SNSも普及し、企業の利用も増えましたが、そんな中で4コママンガを企業が使ってバズっている事例を取り上げました。

Twitterを使う国民は7割、企業の4割弱も活用、でも投稿ネタ不足に悩む担当者…

TwitterやLINE、フェイスブックなどのSNSもすっかりお馴染みになりました。

街のドラッグストアでも「この化粧品はSNSでも話題!」と宣伝していたりします。

総務省の調べでは、日本人全体の約7割(69%)はSNSを使っており、 4割弱(36.7%)の企業がSNSを活用していると回答しています。

※総務省『通信利用動向調査』より 日本人全体…2020年度 企業…2019年度(2020年は企業SNSの調査なし) すっかり企業のSNS運用もおなじみになったわけですが、問題はSNS更新に悩む企業も増えているということです。

ニュースリリース会社「ドリームニュース」調べでは、企業担当者のSNS運用の課題で 「コミュニケーションが難しい」「投稿ネタ不足」に悩んでいることが上がっています。

https://www.dreamnews.jp/kiwame/pressrelease-magazine/18002/

今回は、そんな担当者を救うかもしれない?!4コママンガをSNSで展開したときの実績と効果のお話です。

4コマはSNSだけではなく、SNSを始めとして多面的な展開ができるのも特徴ですので、
以下の文章では、ネット上で4コマを使って宣伝・広告した事例も取り上げます。

他にも会社案内マンガの事例がありますので、お気軽にお声がけください。

4コママンガはなぜ企業のSNSに適しているのか?

4コママンガの良さは幾つかありますが、

人々に親しまれたコンテンツである点

ほとんどの新聞の社会面には4コママンガが掲載されており、例えば植田まさし『コボちゃん』は既に38年、
いしいひさいち『ののちゃん』は29年(いずれも2020年現在)も続き、人気のあるコンテンツであることが伺えます。

いしいひさいち『ののちゃん』の主人公「ののちゃん」は、作者の生まれ故郷・岡山県玉野市のご当地キャラになっています。

全国紙で4コママンガを現在掲載していないのは日本経済新聞だけで、読売・朝日・毎日・産経の各紙、あるいは地方紙、業界紙の類でも4コマは欠かせないコンテンツになっています。

例えばテレビでも取り上げられた例では、『日本屋根経済新聞』という「日本唯一の屋根業界専門紙」でも北風太郎『オレは瓦だ!』という4コマが連載されていたほどです。
要するに、新聞には4コマが必須だと考えられているわけです。

新聞のみならず、ネットメディアでも4コマは好まれています。

ネットメディア「ねとらぼ」とTwitterで連載されていたきくちゆうき『100日後に死ぬワニ』は社会現象化するほどの人気がありました。

評論家の関川夏央氏は「(新聞)社会面の4コマでは、政治・社会が庶民の眼に映じた像、あるいは一歩踏み込んで庶民サイドからの皮肉警句が味とされてきた。(中略)
起承転結を踏んだつくりが筋目と考えられている。」と述べています。(『知識的大衆諸君、これもマンガだ』文藝春秋)

型が決まっており、描きやすい点

前述の関川氏の説明にもありましたが、4コマは他の漫画と異なり、「起・承・転・結」という構成が決まっているため、キャラクターとアイディアがあれば何年もの間描き続けることが可能になっています。

きくちゆうき『100日後に死ぬワニ』はきっかり100日で終わった珍しい例ですが、『コボちゃん』『ののちゃん』は毎日連載して連載1万回を既に超えています。

描きやすく、長く続けられるのが4コマの強みと言えます。

それをマンガ研究者の清水勲氏は「ひとたび目に入れば4コマ目まで読まざるをえない魔力を持つ表現形態」(岩波新書『四コマ漫画』)と呼んでいます。

企業のSNS4コマ漫画実例1~専門的な商材を萌え四コマで明るく紹介!

さて、ここからは企業で4コママンガを使ったケースを取り上げてみましょう。

もちろん、読売新聞社や朝日新聞社はコボちゃんやののちゃんを企業キャラとして全面に押し出しているわけですが、
今回はメディアで連載されたものとは別に企業が新しく書き起こしたものだけを紹介したいと思います。

『もえろ!タマカケ魂』は、建設現場で使う「玉掛け用具」を販売する大洋製器工業株式会社のオウンドメディアで連載されている4コママンガです。

この会社によると、「業界初のキャラクター」シャックル犬のオーティーと、萌キャラの安在玉姫(あんざいたまき)ちゃんが繰り広げるなにやらおかしな日常が可愛らしく表現されており、
専門的な商材という敷居を下げることに成功しています。

このマンガをSNSで展開したところ、閲覧数が過去最高記録を更新したとTwitterで書かれています。

企業のSNS4コマ漫画実例2~企業キャラを全面に押し出し忠誠度向上

4コママンガは、4コマとといいながら実は3コマだったり5コマだったり、4コマを2つぶん取って8コマにしたり、意外とコマ数は自由です。

リクルート「スーモ」もまた自由な4コママンガを連載しています。

「スーモ」そのものが昔の『週刊住宅情報』を継いだ、「住宅・不動産購入や売買をサポートする情報サイトです。物件数No.1」なのですが、キャラクターを見た人に親しみを持ってもらい、
他のサイトより顧客ロイヤリティを高める戦略をとっているようです。

題名も『スーモの4コマ』とかなりゆるいですが、企業キャラのスーモに絶大な人気がありますので、あえて企業色を弱めて「なんとなく家のネタをからめる」ような作風にしています。

企業のSNS4コマ漫画実例3

ちょっと変わった例が食品メーカーの明治の4コママンガです。

同社は大森南朋さんと吉田沙保里さんのカップルが乳酸菌飲料 「明治ヨーグルトR-1」のイメージキャラクターになっており、この二人が登場するCMを放映していますが、

このCMを新聞4コマにして朝日新聞の1面の下に掲載したわけです。これはかなり強烈な印象を読者に与え、SNSでも以下のようにバズっています。

当社の企業4コママンガPR事例1ーゲームチュートリアル漫画『たま店長にお任せ』(株式会社Jコミックテラス 様)

当社でも企業PRで4コママンガを書いている事例がありますので紹介したいと思います。

これはオンラインゲームの説明書代わりのチュートリアル4コママンガです。

事例はこちら

製作者は「オンラインゲームのチュートリアル内容+そのゲームならではの楽しみ方+イベント内容等をわかりやすく、かつ面白いということを4コマで表現しました」と言っていますが、
ゲームの楽しさを「たま店長」というネコのキャラクターとプレイヤー兼飼い主のゆるいやり取りの中でクスッと笑いながら理解してもらえるようにしています。

全15話と4コマ連載としては小ぶりですが、チュートリアルという性質上これで十分な話数だったと思われます。

当社の企業4コママンガPR事例2ーきざみ屋本舗4コマ漫画『きざめ!くまえもん』

当社の制作事例をもう一つ紹介します。不要品の片付け、お部屋の片付け、引越し前の整理を請け負う「きざみ屋本舗」様のPR4コママンガ『きざめ!くまえもん』です。

「くまえもん」は同社の「企業キャラクター」(肩書きは広報部長)で、カミシモを付けたクマの侍です。

事例はこちら

4コママンガでは、お片付けで日常に起こる作業内容や物事を盛り込み、従業員の方々もキャラクターとして登場させ、
くまえもんの豪放磊落な侍キャラを生かして解決、オチまでをしっかりと付けた4コママンガです。

ただの4コマだとつまらないため、見てて楽しい、クスッとくるようなおもしろおかしく作りました。

製作者からは「話の流れは代表である澤田様よりひらめきをいただき、それをわかりやすいよう、
おもしろく読めるように構成にスパイスを加え、仕上げさせていただきました!」というコメントが来ています。

このキャラクターは企業のパンフレットなども含めて使わせていただいています。

4コママンガを使ってバズらせませんか?

以上、4コマをSNSなどのネット上で使って宣伝・広告した事例をご説明しました。

マンガファクトリーの制作事例を見てご興味がある方は、是非お問い合わせください。

マンガを制作するだけでなく、SNSでのマンガの活用方法についてもご相談頂けます。