F2層向けマーケティングで、マンガでお得情報を伝えよう!

ビジネス活用
F2層向けマーケティング

このところ、30代・40代女性向けの広告・広報を行いたいというお問い合わせを多く頂いております。

今回は、30代・40代女性向けに有効な広告・宣伝・広報(PR)として、「節約志向」を訴求して マンガで「お得情報」を伝えましょう、というご提案です。

F2層の特徴とは?

辞書をひくと、「《Fは、female(女性)の頭文字から》視聴率調査や商品開発などの際に用いられる世代区分で、35歳から49歳までの女性のこと。これより若い女性世代をF1層、同世代の男性をM2層、年上の女性世代をF3層という。」(大辞泉)となっています。

生まれとしては1985年[昭和60年]生まれ~1971年[昭和46年]生まれの年代で、 バブル景気崩壊(1991年)の時には6歳~20歳で、失われた20年の不況期(1991年~2011年)を経験しているためにお金の使い方は堅実です。

F2層はマーケティング的に独身バリキャリと、働きつつ一家を支える主婦に分かれる

国勢調査によると、30代女性のだいたい7割が結婚しており、3割が未婚でいわゆる独身バリキャリ志向、40代になると比率が既婚8割、未婚2割となっています。

既婚者でも30代で69%、40代で76.4%が働いており、既婚の専業主婦は当節かなり少なくなり、共稼ぎが多いのが現状です。独身女性の場合は30代でも40代でも9割近くが働いています。独身バリキャリの女性でも56.4%は「まだ良い人に巡り合っていないので結婚しない」と回答しているため、結婚する人も多いのですが、仕事をやめてしまうかと言うと必ずしもそうではないようです。

2008年(平成20年)の調査に比べると、独身・既婚を問わず働いている女性の比率は上がっており、女性の社会進出が進んだことを表しています。

8割の女性が節約したいと言うが、実態は?

独身・既婚を問わず、 JCBの2018年の調査によると、20歳から39歳までの女性で「毎月の生活費を節約したい」と回答した人は8割に登りました。

しかし、「節約は得意ですか?」と聞いたところ、「節約が得意です」と答えた人は40.3%にとどまり、残りの6割の女性は「節約はヘタです」と答えています。

この節約傾向は40代になるとより強くなり、ベルメゾンの調査によると、30代女性が節約をしている比率は56.6%ですが、40代になると65.6%と10%近く節約志向が増えます。

なお、今回は対象外ですが、50代になるとより一層節約志向は高くなり、全体の実に75.5%の女性が節約を意識するようになっています。

マンガでF2層に訴求することのメリット・デメリット

ここで問題なのは、節約志向をマンガで伝えるべきかどうかというところです。

というのも、F2層は若年層に比べるとマンガに対する意識が変化しており、NTTのアンケートによれば、20代女性の8割以上が普段からマンガを読んでいるのに比べ、30代・40代女性はマンガを全く読まない人が3割いるということです。

かといってマンガが嫌いという人が多いわけではなく、35歳から39歳で8.5%と若干多いものの、40代になるとマンガが嫌いな人は5.3%に減少し、10代・20代よりもマンガが嫌いな人が減ります。

これは、好きでも嫌いでもない人が増えるためです(35歳から39歳で25.5%、40歳~44歳で30.3%)。

なお、統計学では、日本人や中国人の間では、西欧諸国の人々に比べて「どちらともいえない」を選ぶ人の数が多いといわれています。

※1 石田賢示・東京大学准教授の論文より((『東京大学社会科学研究所 パネル調査プロジェクト ディスカッションペーパーシリーズ「どちらともいえない」と「わからない」は何を意味しているのか:定住外国人の受け入れに対する態度を事例として』))

20代の女性は「マンガが好きでも嫌いでもない」人は1割台とそれほど多くないので、年齢が上がるに連れてクールな大人の反応になってくると言えましょう。

かといって嫌いというわけでもないので、潜在的なマンガ好きは多い年代層だと言えそうです。

ということは、30・40代向けのマンガ訴求のメリットとしては親しみやすいこと、極端に嫌う人が少ないことがあげられますが、マンガ表現としては極端な表現はあまり好まれそうもないということも言えそうです。万人受けする表現が好ましいと言えましょう。

F2層は「りぼんっ子」世代だった!

潜在的なマンガ好きが多い理由として、F2層は10代~20代で漫画を非常によく読んでいたことがあげられます。

F2層が10代~20代の多感な時期には、1993年(平成5年)に少女マンガ雑誌「りぼん」の年末号、94年2月号が過去最多の255万部売れており、今でもこの記録は破られていません。

「りぼん」の人気連載はさくらももこ氏の『ちびまる子ちゃん』や彩花みん氏の『赤ずきんチャチャ』で、特にちびまる子ちゃんは「平成のサザエさん」と言われる大人気マンガでした。

したがって、この頃「りぼん」を読んでいたF2層を「りぼんっ子」と言う時があり、それを当て込んだリバイバル企画がしばしば最近でも行われています。

例えば、『ちびまる子ちゃん』は2018年には実写で「大人になったまる子」がCMに登場しています。マンガ好きのF2層をあてこんだ企画といえ、ネットニュースなどでもよく取り上げられていました。

マンガでお得情報を30代・40代女性に伝えよう!

さて、これまで述べてきたことをまとめると、

  1. ・F2層女性(35歳~44歳)は、節約志向が非常に強いが節約の仕方はヘタであると思っている
  2. ・マンガを20代まではよく読んでいたが、今は読んでいない。しかし潜在的には好きである。
  3. ・したがって万人受けするマンガで節約を訴求すれば、効果が狙えるのではないか。
  4. ・実際に『ちびまる子ちゃん』などを使ったプロモーションは行われている。

ということになります。

当社のF2層向けマンガPR事例

当社では、カード会社様のF2層主婦向け訴求のマンガを作成したことがございます。

この頃の主婦は出産や、友人の出産を経験することが多く、その時の贈り物として 節約ものの定番・プリペイドカードを使うのでは?ということで、子どもを持つ主婦向けの訴求を致しました。

絵のタッチを見ていただくと分かりますが、いわゆるご当地キャラやエッセイマンガ風のやわらかいタッチで仕上げ、お客様からの反応も上々でした。

F2層向けのマンガPRなら戦略まで任せられる当社がオススメ!

以上、F2層向けのマンガ実績のご紹介でした。

マンガをご覧いただいて、「こういうマンガを是非ウチでも使いたいな」と思われた方、お気軽にお問い合わせください。

文中で触れたようなマーケティングデータを加味した広告戦略も込みでご提案することも出来ますし、実績に掲載できない例もお問い合わせいただければお伝えできます。

「こんな業種で実績ありますか?」と聞いていただければ喜んでお伝えいたします。