必見!マンガの基礎用語集

漫画テクニック
マンガの基礎用語集

広告マンガを用いる例が増えていて、他のアプローチ法に比べて効果が出やすく親しみを持ってもらいやすいというメリットがあります。ただ実際にマンガ作成をするとなると基礎用語の把握は不可欠なため、最低限の用語は理解しておくことが大切です。そこで今回は、マンガの基礎用語を解説します。

広告マンガ作成時に役立つ基礎用語について

・ネーム

簡単な設計図のようなものでありコマの配置や出現するキャラクター、セリフなど試験的に書き入れるものです。 通常は鉛筆描きでネームを仕上げて全体をチェックして確認した上で次の作業に移ります。

・コマ割り

マンガ作品を見るとわかりますが1ページが複数のコマで分断されており、それぞれのコマの中にキャラクターやセリフなどがちりばめられています。どのようなストーリー展開なのか、どのように見せたいのかによってコマ割りの方法は変わり、全体的なバランスにも配慮することが重要です。一般的には1ページあたり4コマから6コマぐらいで構成し、読者が読みやすいコマの大きさを意識します。

・デジアシ

デジアシとはデジタルアシスタントの略称であり、マンガ家が作成をする時に補助的な役割を担います。以前はアナログデータで作成することが大半でしたが、最近ではデジタルデータでのやりとりが多く、デジアシの場合はその名の通りパソコン上でアシスタント作業を行います。補助といっても技術力が要されるため、経験も必要になります。

・描き文字

通常マンガ作品は様々なフォントを使って印字されますが、描き文字の場合は人間が直接書き入れるので味のある文字になります。よりインパクトを与えたいときや通常のセリフとは一味違った内容のセリフの場合などに用いられ、それぞれのシーンに応じた雰囲気を字体に込めることが可能です。より読み手に対して伝えたい広告文句などを描き文字という形で入れてみるのもおすすめです。

・効果線

動きの多いアクションマンガなどでよく見られ、マンガでありながら3D感や勢いを表現することができます。特に重要で読者に対して訴えかけたい時にも用いることができますし、線の太さや種類によって事細かにシチュエーションの描き分けができます。広告マンガ作成の時にも効果線を使うことでよりインパクトを作り上げられます。

おわりに

広告マンガ作成を行うためにはまず基礎用語の勉強から入ることが大切で、それにより具体的な流れの把握が可能になります。用語を理解していると制作を依頼する場合にも双方が状況理解をしやすくなるため、より良い広告マンガ作りに繋がります。